対応機種 | プレイステーション | |
発売・開発元 | チュンソフト | |
発売日 | 1999年1月28日 | |
定価 | 5,800円(税抜) | |
廉価版 | PS one Books 2002年4月4日/2,800円(税抜) |
「選択肢によって登場人物の運命が変わる」というサウンドノベルの本質部分を大きくブラッシュアップし、8人の主人公の選択肢を巧みに操作することによって物語を進めていく、サウンドノベルの「ゲーム」としての面白さと快感を追求した傑作である。
「人は誰でも“自分の人生”というシナリオの主人公であると同時に、見ず知らずの他人のシナリオにおける脇役でもある」という大切なテーマをテキストアドベンチャーの形式に落とし込み、斬新で完成度の高いエンターテイメントの形に仕立て上げている。
ただし、本作の醍醐味でもある「ごった煮感」からくる統一感のなさ、せっかく興味を引かれたシナリオでも先を読むためには必ずどこかで中断させられる仕様、当時は珍しかった実写ゲーム、全体に溢れる少々古風なユーモアセンスなど、チュンソフトのサウンドノベルの中ではひときわ個性が強く、人を選ぶ印象も与えてしまっている。
しかしその分ファンからはカルト的な人気を誇り、『週刊ファミ通』の「読者が選ぶTOP20」ランキングに、最新ゲームや有名ゲームに混じって発売から10年以上に渡り毎週ランクインし続けていた事実は有名である。知名度や売上を遥かに上回った、強烈な印象と思い入れをプレイしたユーザーに与えた作品と言えるだろう。
答えは街〜運命の交差点〜でした
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